ブーランジェになるには?
「パンが好き」「将来はパン職人として働きたい」
そんなあなたに向けて、ブーランジェ(パン職人)になるまでの道のりを、基礎から詳しく解説します。仕事内容、必要な資格、学校選びのポイント、現場で求められるスキルなど、「パン職人として生きる」ために必要なすべてをお届けします。
目次
ブーランジェとは?どんなお仕事?
毎日、人の暮らしを支える「しあわせの香り」をつくる仕事
ブーランジェ(Boulanger)とは、フランス語で「パン職人」を意味します。パンの製造・販売を行う専門職で、ベーカリーやホテル、カフェ、レストラン、パン工場などで活躍します。洋菓子をつくるパティシエとは違い、「日常に寄り添う職人」として、毎日の暮らしに欠かせない存在です。
ブーランジェのやりがい・魅力

1. 自分の手で「香り」と「幸せ」を届けられる
焼きたてのパンの香りには、人の心を穏やかにしたり、笑顔を引き出す不思議な力があります。自分が焼いたパンをお客様が手に取り、「おいしかったです!」と声をかけてくれるとき、ブーランジェとしてのやりがいを実感できます。
2. 発酵という「生き物」を相手にする奥深さ
パンはイースト菌による発酵でつくられます。気温・湿度・水分量などによって生地の状態は常に変化し、同じレシピでも毎回違う「表情」を見せます。その日その時の素材と対話するように向き合う工程に、パンづくりの奥深さと面白さがあります。
3. 地域に根ざして人とつながる
ベーカリーは地域の人々の日常に密着した存在。毎朝決まって買いに来る常連さん、子どものおやつにパンを買う親子、朝食用にパンを選ぶビジネスパーソン……ブーランジェは、地域の「おいしい日常」を支える、信頼される職業です。
4. 自分の店を持ち、夢をカタチにできる
経験を積んで独立すれば、自分のこだわりや世界観をそのまま表現した「理想のパン屋さん」をつくることも可能です。素材や製法、空間づくりまで自分の手で描けるのは、ものづくり職人としての大きな魅力です。
3.ブーランジェになるには?5つのステップ
ステップ① パンに親しみ、「好き」の気持ちを育てる
中学生・高校生のうちから、パンづくりの本や動画を参考に家庭で挑戦してみるのもおすすめ。粉と水から生地が生まれ、膨らみ、焼き上がる――そんな過程に感動したなら、ブーランジェの素質アリです。
ステップ② 製パンを学べる専門学校・学科へ進学する
高校卒業後は、パンづくりを専門的に学べる専門学校や製パン科への進学が一般的です。授業は実習中心で、現場に近いスキルをしっかりと身につけられます。
専門学校で学ぶこと
- パンの基本製法(フランスパン、食パン、デニッシュなど)
- イースト・天然酵母の違いと扱い方
- 発酵・焼成の理論と実践
- 食品衛生・栄養学・店舗経営
- 接客・売り場づくり
学校選びのポイント
本格的にパティシエを目指すなら、製菓専門学校への進学がおすすめです。
国家資格である「製菓衛生師」の受験資格を得られるほか、基礎から応用まで実践的に学べるカリキュラムが用意されています。
- 実習比率が高いか
- 現場経験のある講師がいるか
- 少人数で丁寧に教えてくれるか
- 卒業後の就職先・サポート体制
ステップ③ パン屋やホテル、工場などに就職する
専門学校卒業後は、次のような職場に就職して現場経験を積みます。
- 街の個人ベーカリー
- 高級ホテルのベーカリー部門
- カフェやブーランジェリー併設の店舗
- 製パン工場(大量生産ライン)
最初は仕込みや掃除、包装作業などからスタートし、徐々に生地の仕込みや成形、焼成といった工程を任されるようになります。
ステップ④ 経験を積んでリーダー職や商品開発へ
3〜5年の現場経験を経ると、店舗のメインブーランジェや新商品の開発担当、後輩指導などにも関わるようになります。
ステップ⑤ 独立・留学など、自分の夢を形にする
将来は自分のパン屋を開業したり、フランスなどの本場で修行したり、地域や農業と連携したオリジナルブランドを立ち上げることも可能です。ブーランジェとしてのキャリアは多彩です。
ブーランジェに必要な資格や検定は?
| 資格名 | 内容 | 取得方法 |
| 製パン衛生師(国家資格) | パンの製造・販売に必要な衛生管理の知識を証明 | 専門学校で受験資格取得可/開業時に有利 |
| パン製造技能士(国家資格) | 技術力を証明する国家検定(1級・2級あり) | キャリアアップや評価に役立つ |
| 食品衛生責任者 | 飲食店営業に必要/1日講習で取得可 | 自分の店を持つ際に必要 |
特に「製パン衛生師」は、専門学校でカリキュラムを修了することで受験資格が得られます。
ブーランジェの就職先と働き方
就職先の一例
- 個人経営のベーカリー(町のパン屋さん)
- パン屋併設カフェ・カフェチェーン
- 高級ホテル・ブライダル施設
- 製パン工場(大量生産)
- 商品開発や食品メーカーの研究職
働き方の特徴
- 朝早くからの勤務(朝4〜6時スタートが一般的)
- 立ち仕事・力仕事も多いが、やりがいは大きい
- チームで製造するため、コミュニケーションも重要
ブーランジェの給与と将来性は?職人のリアルな未来像

初任給は月17〜20万円台が一般的
ブーランジェ(パン職人)の初任給は、月給17万〜20万円前後が一般的です。
個人経営のベーカリーや中小規模のパン屋さんでは、地域や待遇によりさらに低めに設定されていることもあります。
これは、最初の数年間が「仕込み・掃除・生地の準備」など、補助的な仕事を学ぶ“見習い期間”であるため。
その分、現場での経験がダイレクトに技術力と昇給に結びつくのがこの仕事の特徴です。
経験を積めば年収300〜400万円台へ
2〜5年ほど経験を積み、成形・焼成・生地づくりなどの主工程を任されるようになると、月給23万〜30万円程度へと昇給します。
副店長やリーダーポジションになれば、年収300〜400万円台に到達するケースが多くなります。
店長・商品開発職・独立でさらなる年収アップも
製パンチェーン店の店長や商品開発担当などにキャリアアップした場合、年収500〜600万円以上も目指せます。
さらに、自分のパン屋を開業して成功すれば、年収700万円以上〜1000万円規模の収入も可能に。
立地・商品コンセプト・ブランディングがうまくかみ合えば、「行列のできる人気ベーカリー」のオーナーとして活躍するブーランジェも少なくありません。
海外での需要・評価も上昇中

日本の製パン技術は世界でも高く評価されており、フランス、アメリカ、アジア諸国で働く日本人ブーランジェも増えています。
- 日本式食パンが現地で人気に
- 高品質・丁寧な製造技術が評価されている
- 海外のパン店で現地指導者として活躍する日本人職人も
語学力や柔軟性があれば、グローバルにキャリアを広げられる職業でもあります。
ブーランジェの将来性:「食のライフスタイル化」が追い風に
パンは“日常食”であると同時に、“ライフスタイルを彩るもの”として注目を集めています。
近年のトレンドを見ても、ブーランジェの活躍の場は広がっています。

- 食パン専門店や高級クロワッサン専門店の増加
- オーツ麦など穀物を活用した栄養価の高い、発酵食品をつかったパンなど健康志向トレンド
- SNSで話題になる“断面美のパン”や“クロフィン”
- パン×カフェ×スイーツなどの業態融合
これからの時代、ブーランジェには「つくる力」だけでなく「魅せる力」「伝える力」も求められるようになっています。
そのぶん、若手の自由な発想が武器になる職業でもあります。
専門学校で学ぶメリットとは?

実習中心で「すぐに使える力」がつく
製パン技術は、繰り返しの実践で身につくもの。専門学校では現場と同じ環境で、生地づくりから焼成までを反復して学べます。
就職に強い!企業と連携した学び
企業からの求人が多く集まり、ベーカリー研修や現場実習などもカリキュラムに組み込まれています。履歴書の書き方から面接対策まで、就職支援も万全です。
横浜でブーランジェを目指すなら「国際フード製菓専門学校」
- 1クラス少人数制で丁寧な指導
- 製パンコンテスト出場の機会も
- 製パン企業と連携した実習・インターンあり
- 卒業後は全国の有名ベーカリーやホテルに就職実績あり
- 横浜の中心で、パン職人の夢に近づく!
国際フード製菓専門学校は、横浜駅から徒歩圏内。製パン専用の実習室を完備し、基本から応用までじっくり学べます。

あなたの「パンが好き」を、未来の「仕事」にしませんか?
まとめ:ブーランジェになるには、まず「学び」と「経験」から

パンづくりは一見シンプルに見えて、奥が深く、生涯追求できる「職人の道」です。だからこそ、正しいステップで基礎から学ぶことが重要です。
あなたの「パンが好き」という気持ちを、国際フード製菓専門学校で本物の力に変えましょう。